第351回例会 眠っているウサギ 感想

・とても胸に刺さる話でした。自分は眠っているウサギの側なのかもしれないという思いや、眠っているウサギ(ホームレス)とは違うという内心にある差別というか見下しているような気持ちがあることを意識したり、いろんな思いがわいてきました。昔、ホームレス支援に参加したことがありますが、ホームレスの方の話を聞いて、やっぱり自己責任なのでは?と思ってしまったこと(お金がある時はギャンブルなどにつぎ込んだなど)もあり支援への熱意がそがれたこともありました。その感情と排除しようとする人の感情はどこか共通するものがあるような気がします。結局何かしら理由付けをして差別しようとしている裏には自分自身がいろんなことに追い詰められている、怯えている心があるのだと思います。一人ぼっちにはさせないという牧野先生の言葉は気づきになりました。余裕のない心を立ち直らせる一言だったとおもいました。

・熱演でした。とてもよかったです。

・牧野先生の娘さんが気づくことを願います。何が悪い、何が悪くないではなく、どうしてなのかを考えることが大事と思いました。

・テーマが重たかった!グサッと胸に突きささりました‼

・大人にとっても難しいテーマでした。舞台が明るく客席が真っ暗で眼が疲れました。図書館で本を探します。ありがとうございました。

・“差別はいけないこと”と頭ではわかっていても、誰の心の中にもひそんでいて、いざ(災害や追い詰められた状態)となると出てきてしまうものだと改めて思いました。周りにたとえ人がいたとしても、“ひとりぼっち”の人はたくさんいますね・・・ホームレスになりたくてなっているのではない、それぞれの事情があること。女性はホームレスという形ではなくても違う形で傷ついて生活している。事後のトークショーも良かったです!生田さん紹介の中学生の言葉が心に残りました。

・良い公演でした。ずっしりきました。まさに親子関係etc考え直すきっかけもらえます。ありがとうございます。それぞれからの話を聞くことの大切さ、改めて思いました。

・重いテーマと長いセリフだけど、とても自然な流れで観る事ができました。お話が複雑で、テーマを理解するよりストーリーを理解するのに力が必要だった。

・だれの考えも共感する部分がありました。ひとりぼっちは人と人の関係だけじゃなくて、気持ちがひとりぼっちからくる孤独は人の闇を生むんだと感じました。アフタートークの「近い他者」には排除という言葉もわかるなと思います。私自身「近い他者」は近いだけに壁を作ってると思います。なかなか行動にはうつせないかもしれませんが、いろいろたくさん考えるきっかけにしたいと思います。「がんばれ」は無理をしている・・・気づかされました。私もあまりがんばらないように、人をがんばらせないようにしたいと思います。「ハウス」と「ホーム」もとてもよくわかりました。子ども(思春期)だからこその指摘だと感じました。大人になると気づけない事を気づける時に「ホーム」を作りたいと思います。

・難しい内容でしたが、うまくまとめられていました。メッセージを強く感じました。おまえもひとりぼっちじゃないかというセリフは胸につきささりますネ。

・皆さん滑舌良く、お話全く知りませんでしたが、よく理解できました。本読んでみます。

・大きな問題に取り組んでおられると思います。

・いいホン、いい芝居だったと思いました。活動参加はもちろん、そんなに関心も高いのではないのだけれど、梅田で仕事をしている関係上、2012年の事件時の大阪の状況も見ていましたし、扇町公園テント村撤去や、19の息子くらいの青年が座っているのを似ているなと思ってみていたら、よく見たらホームレスっぽい恰好だったとか、胸がいつも痛みます。でも、お芝居の中でもほのめかされていたように、問題はホームレス問題だけではない。子どもや大人に限らず、イジメ、ハラスメント、外国人差別etc 社会の中で子どもも大人もバラバラにされていっている。そこに小さいけれど希望を灯してもらえる内容でした。アフタートークもよかったです。

・途中からの観劇となり残念だった。格差が広がりつながりが希薄になる。仕事は省力化し人間の生きる意味も次世代に伝えられないまま、60才を迎えてしまった。ネット社会は進行し、益々分断が広がる。「大人の気合で勉強しなさい」新自由主義が根本か、それを言っても伝わらない。

・身近に、近所にホームレスの人がいた時。どうすればいいのか・・・公演の後ずっと考えています。そんな簡単に答えが出る訳もないのでこの後も考えてみます。

・とても考えさせられるお芝居でした。

・このように周囲の人や社会に気づきがあればいいがなかなか変わらない。津久井やまゆり園の犯人も今も意識は変わらないようだ「人が社会に存在するのに価値があるかどうかで評価される」生き苦しい社会で生きる子ども達だが、レジリエンスがあることは救いだ。

・脚本がいいなと思いました。恒川さんお疲れ様でした‼ 小学校2年生の次男と観ました。“仕事がない人はどうしてるの?”と終ってから聞いてました。そういう視点がでただけでも良かったと思いました。ホームレス問題は難しいですね。お一人、生活保護へつなげようと思って役所にきてもらったことがあります。まずは信頼関係を築くことを強く思ったこともあります。きれいに爪を切っておられますねと手を握らせいただくと初めて表情をゆるめていただけたこともあります。宝塚の陸橋で以前ビックイシューの販売員の方がおられましたが、ここで売るなと言われて販売できなくなったという出来事があり、それを解決できなかったくやしさを今思い出します。

・むずかしかった。